芽室で町営プールの安全祈願祭
【芽室】老朽化などを理由に建て替えが決まった芽室町営プールの整備工事安全祈願祭が11日、芽室町東1条8丁目1ノ1の建設予定地で行われた。来年4月の利用開始を予定している。
町営プールは鉄骨一部2階建て、延べ床面積は2624・91平方メートル。旧勤労青少年ホームを改修し、「つなぐ棟」として渡り廊下でプールとの一体化を図る。
プールは長さ25メートル、水深1・2~1・15メートルの8コース、水深70センチの2コースのほか、幼児プールを設置。男女別の温浴施設とサウナも設ける。つなぐ棟には新たにトレーニングルームをつくり、トレーニングマシンなどを導入する。
町営プールの建て替えは、施設整備時から民間の運営ノウハウを反映させる官民連携(DBO)方式を採用。温水プール棟設計・監理は創造設計舎・アトリエブンク設計共同企業体、施行は宮坂・川田・鍵谷特定建設工事共同企業体が担う。
この日は関係者約30人が出席。創造設計舎の太田豊社長が鎌入れ、手島旭町長がくわ入れ、宮坂建設工業の阿部浩之副社長がすき入れを行い、出席者が玉串をささげた。神事の後、手島町長が「単純な建て替えではなく、町民はもちろん広域での健康増進など総合的で幅広い機能を持たせたい」とあいさつした。(及川雅敦通信員、石川彩乃)