帯広市医師会看護専門学校が着工 来春開校予定
2022/04/21 11:51
くわ入れを行う稲葉会長
帯広市医師会(稲葉秀一会長)が市内に新設する看護専門学校(西7南7)の校舎建設工事が21日、着工した。正看護師の需要が増えている中、地域に根ざした人材の確保などが目的で、2023年2月完成、4月開校を予定している。
同専門学校は3年課程で、入学定員35人、総定員105人。新校舎はRC造2階、延べ床面積は約1893平方メートル。医師会事務所も併設する。総事業費は非公表。
同専門学校の開校に伴い、市医師会が准看護師の育成校として運営してきた現看護高等専修学校(2年課程)は23年3月末、69期生の卒業で閉校する。
この日、地鎮祭には関係者21人が出席。創造設計舎(帯広)の太田豊社長がかま、稲葉会長がくわ、宮坂建設工業(同)の宮坂寿文社長がすき入れを行い、出席者が玉串を奉納。工事期間中の安全を祈願した。
地鎮祭後、稲葉会長は「3年課程の看護学校設立は、医師会の長年の思い。多様化する医療の現場に耐えうる看護師をどう育てるか。これから私たちがこの建物に命を吹き込む。引き続き支援をお願いしたい」とあいさつした。
十勝管内の看護学校は来年度、帯広大谷短期大学の看護学科新設も合わせて4校となる見込み。(牧内奏)