十勝毎日新聞　わが社の節目」にて弊社の記事が掲載されました。

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わが社の節目「５０周年　創造設計舎」

太田豊社長（６０）
風土との調和こだわり
公共施設や商業施設、オフィス、住宅などの設計を手掛けて半世紀。４代目の太田豊社長（６０）は、「創業者が設計した５番館ビルなど、街中に残っている建築物を見ると、創業からの流れをつくづくと感じる」と話す。

１９７２年、小野東機男氏が前身の「小野設計」を設立。７７年に法人化、９５年に現社名へ変更した。十勝の風土を生かし、街並みや自然環境に配慮した設計にこだわり、クライアントが描くビジョンをスピード感を持って実現させてきた。

設計の過程では、幅広い年代の社員が意見を出し合う。保育施設の設計では、子育て中の社員が、利用する立場から指摘するなど、「複数の目線からブラッシュアップできることが強み」とする。

２０２１年１月に供用開始した芽室町役場の新庁舎の仕事にも設計企業体として携わった。芽室町で生まれ育った太田社長は、「小学１年生の時に旧庁舎が完成し、内覧会で走り回った思い出があった。建て替えのタイミングで関われたことがうれしい」と感慨深げに語る。

近年は企業の設備投資が低迷。クライアントに対して、国の補助金を活用することで建設の後押しをしようと、これまで培ったノウハウを生かし、積極的に提案している。

北海道建築士事務所協会の理事・十勝支部の支部長を務める太田社長は、出前講座の実施やインターンの受け入れを通して、若い世代に建築設計の職の魅力を伝えることにも力を注ぐ。

太田社長は「小さいながらも、１００年企業を目指したい」と語る。後継者へしっかりとバトンをつないでいくつもりだ。

20220101十勝毎日新聞掲載　記事はこちら